傷害保険の大切さ
傷害保険は、ケガの治療費が補償される保険です。
とはいえ、補償の範囲など詳細についてはあまり知られていないのではないでしょうか。
この記事では、傷害保険についてご紹介します。
1. 傷害保険とは
傷害保険とは、事故によるケガの治療・通院費のほか、手術・死亡・後遺障害も補償する保険です。
突発的で予測不可能な事故により、タイムラグなしでケガを負った場合に補償の対象となります。
傷害保険は、被保険者や補償の対象などを限定することも可能です。
たとえば被保険者は「本人型」「夫婦型」「家族型」とあり、補償の範囲も次のようになっています。
●普通傷害保険:家庭内や職場内、通勤中・旅行中などの事故によるケガ
●交通事故傷害保険:乗り物に乗っていて遭遇した事故や駅の改札口内などの事故によるケガ
●国内旅行傷害保険:日本国内を旅行中に負ったケガ
●海外旅行傷害保険:海外旅行中に負ったケガ
●自転車保険:自転車を運転中のケガや運転中に負わせたケガ
傷害保険はケガのほか、モノを壊した際や賠償責任も補償される場合があります。
特に自転車保険では運転者のケガだけでなく、誰かにケガを負わせ損害賠償請求をされた場合にも備えられます。
傷害保険と個人賠償責任保険がセットになっていたり、特約で付帯されたりすることがあるため、確認のうえ加入しましょう。
2. 傷害保険の大切さ
傷害保険は前章でご紹介した通り、いつ起こるかわからない事故によるケガを補償する保険です。
特にケガが多いスポーツや職業に従事している方は、傷害保険に加入しておくといざという時の助けにもなるでしょう。
ほかにも、高齢者の転倒などによるケガのリスクに備えておくこともできます。
また自転車に乗る方は、お住まいの地域で義務付けられていなくても保険には加入しておくことをおすすめします。
自動車の事故と同様に、自転車の事故も思わぬ大ケガをする(させる)ことがあり、その場合の治療費や賠償金の負担を少しでも軽減させるためです。
なお医療保険でもケガへの補償はされますが、傷害保険は健康状態を告知する義務がないため、持病などで医療保険に加入することが難しい方でも加入しやすい点でもおすすめできます。
3. まとめ
傷害保険は、被保険者や補償の範囲にさまざまな選択肢があり、それぞれのライフスタイルに合わせて加入できます。
事故は自宅でも外出中でも起こりうるものです。
いざという時に治療に専念するためにも、傷害保険の加入を検討されてはいかがでしょうか。