火災保険家財の大切さ
火災保険は、火災・風災・水災・雪災・落雷などの被害に備える住まいの保険です。
火災保険の補償対象には「建物」と「家財」があり、加入者が選べる制度となっています。
この記事では、火災保険の「家財」についてご紹介します。
1. 火災保険家財とは
火災保険は、火災・落雷・爆発・水災・水漏れ・風災・雪災・盗難・破損などに備えて加入します。
火災保険の「家財」とは、住宅の中にある動産に対する補償です。
家財の対象となる主なものは以下の通りです。
●家具(備えつけは除く)
●家電(エアコンなど建物に取りつけられているものは除く)
●衣類
●書籍
●パソコン(プログラム・データは除く)
●食器・調理用具
●楽器
●自転車・原動機付自転車
ただし、住宅の中にあっても家財として認められないものもあります。
●有価証券・通貨・預貯金証書(一定の条件下のみ補償)
●自動車
●動植物
●仕事で使うもの など
貴金属・書画骨董などは、1個または1組30万円を超える場合には申告が必要となります。
家財保険は各ご家庭の実態に合わせて保険料を決めることが可能です。
しかし保険料を安くしたいからと実態よりも少ない補償にすると、いざというときに必要な補償が受けられないことになりかねません。
逆に、必要以上に高い保険料を支払っても、実態にそぐわなければ保険料に見合った補償がされないケースもあります。
各ご家庭に必要な補償を見極め、実態に合わせた内容にしましょう。
2. 火災保険家財の大切さ
火災などの災害に遭ったとき建物の補償はもちろん大切ですが、最低限必要となる家財がなければ、生活はままなりません。
着替えや寝具・食器・調理器具などは真っ先に必要となるのではないでしょうか。
家財と建物の補償が違うところは、持ち家・賃貸に関わらず加入することが望ましいという点です。
賃貸物件の場合、建物の補償はオーナーが担ったとしても家財までは補償してもらえません。
したがって、持ち家であっても賃貸であっても家財の補償は必要となります。
また持ち物が極端に少ない方の場合、家財保険の加入をためらうかもしれませんが、家財が少なくても必要なものが焼失してしまってはやはり生活は立ち行きません。
補償内容をしっかり検討し、適切な保険金額で加入するのがおすすめです。
3. まとめ
火災保険家財は、持ち家・賃貸に関係なく必要な補償です。
被災後、1日でも早く日常を取り戻すためにも、ご家庭の事情に見合った補償を検討しましょう。