お知らせコーナー(第二号)
「防災確認と日用用品点検のタイミング」
初夏の風が心地よい季節となりました。
厳しい冬から穏やかな春、そして夏へのきざしの時期は身体も心もホッとするひと時を味わえます。
でも、そんな時にこそ意識を高めなくてはいけないことがあります。
それは、自然災害に対する防災と減災の意識です。
私たちが生活する広島では過去に多くの豪雨などによる被害を経験しています。
災害は忘れた頃にやってくると言われていましたが、今や、災害は忘れないうちに再びやってくるという感覚ではないでしょうか?
毎年9月1日は「防災の日」となっており、記念日として制定されたのは、関東大震災が発生した日が由来だそうです。3月1日は「防災の日・防災用品点検の日」ともなっています。
自然災害がいつ発生するのかを予測することは困難ですが、どの地域でどの程度の被害が発生しそうなのかは、過去の災害履歴や地形データや河川の形状などから読み取ることはできます。それを示しているのは、洪水や土砂崩れなど自然災害のハザードマップです。
誰でもどこでも無料で閲覧、活用できるハザードマップには大きくは2種類あります。
一つは国土交通省が提供している「重ねるハザードマップ」です。洪水、土砂崩れ、津波、高潮など複数の自然災害を一つの地図上に表すことができ、また、自宅や会社からの災害種類に応じた避難所も簡単に確認できます。洪水エリアであれば浸水深度ごとに色分けされていますので、ぜひ皆さんでもご自宅や会社の住所地を入力して近隣のハザードマップをご確認ください。
重ねるハザードマップのURLはこちらです→https://disaportal.gsi.go.jp/
もう一つのハザードマップは各区市町村が作成配布している「わが町ハザードマップ」です。重ねるハザードマップよりもさらに詳しく地域の特性を踏まえた情報が掲載されていますので、こちらも自宅や会社に市区町村から紙ベースで配布されたマップか、見つからなければホームページで見ることもできますので本格的な災害シーズンになる前にご確認ください。
ハザードマップで自宅や会社に被害をおよぼす予測が出来たら、災害時に備えるための生活用具や水、食料品を確認しましょう!
水や食料は最低でも3日分の備蓄が推奨されていますし、刻々と代わる情報入手のためにはアナログな携帯ラジオや乾電池、スマホの予備バッテリーは必要ですね。