生命保険の年金保険の大切さ
日本には公的年金がありますが、受給金額は人によりさまざまです。
もし老後の生活資金に不安をお持ちなら、年金保険を検討されてはいかがでしょうか。
この記事では、年金保険についてご紹介します。
1.年金保険とは
年金保険とは、公的な年金(国民年金・厚生年金など)で足りない分をカバーするために加入する私的年金です。
個人年金(保険)ともいいます。
年金保険は、一般的に払い込み期間中に自由にお金が引き出せないため、加入すれば自然と老後の資金に充当できます。
また、条件を満たせば、年末調整や確定申告で控除の対象となり、減税される点でもおすすめです。
年金保険には年金の受け取り期間により、以下の3つのタイプに分けられます。
●終身年金:年金受取人が生存している限り年金を受け取れる
●有期年金:契約時に定めた期間、かつ年金受取人が生存している間は年金を受け取れる
●確定年金:年金受取人の生死に関わらず契約時に定めた期間は年金が受け取れる
ご自分のライフスタイルに合った年金を選ぶとよいでしょう。
2.年金保険の大切さ
年金保険の大切さを理解するためには、公的年金のシステムについて把握しておきましょう。
日本の公的年金は、20歳以上60歳未満のすべての方が加入します。
そのシステムは2階建てといわれています。
1階は国民年金。
農業従事者や自営業者、学生などが加入します。
2階は厚生年金。
国民年金とセットになっていて、会社員や公務員が加入します。
日本年金機構の公式サイトでは、令和5年度の年金受給額の例として具体的な金額が記載されています。
それによると、67歳以下の方で、国民年金を満額支払い済みの場合、受給額は月額6万6,250円でした。
この受給額だけでは不安を感じる方が多く、年金保険への関心が高まってきています。
老後に必要な費用の例として医療費で考えてみましょう。
厚生労働省の公式サイトでは、年齢別にかかる国民医療費の推計額から、ひとり当たりの医療費を公表しています。
2020年の場合、以下のように記載されています。
●15~44歳:12万2,000円
●45~64歳:27万7,000円
●65歳以上:73万3,700円
年齢が高くなると医療費が増えていきますが、65歳からは大幅に上がっているのが分かります。
このように医療費だけ見ても、公的年金だけでは不安になるのは無理もありません。
そのため、足りない部分を補える年金保険に加入することは非常に大切です。
3.まとめ
年金保険は、計画的に老後の備えができる優れた商品です。
年金保険は、貯蓄だけでは不安な部分をカバーできます。
将来のために今、できることから始めてみてはいかがでしょうか。